こんにちは!パパ育ラボ Ta室長です。
みなさんは、お名前にどんな想いを、願いを、込めましたか?
きっと、適当につけた方はいないはず。
「どうか、幸せに生きてほしい」
名に込められた思いを、一生のお守りとして印鑑を贈るのはいかがでしょうか。
当ページでは、赤ちゃんに贈りたい印鑑について研究したことをまとめています。
赤ちゃん用にどんな印鑑を作るとよいのか、その時のポイントやおすすめの商品・通販サイトもご紹介します。最後までご覧ください。
名前は一番最初の贈り物
妊娠が分かってから悩みに悩んで決めた名前。それは親から我が子への一番最初の贈り物です。パパやママの想いが込めれた名前を形に残る「名前」と「印鑑」を一緒に贈るのはいかがでしょうか。
印鑑はなぜ必要?
私たちの世代になると、会社などで様々な場所に押印する必要があり煩わしいこともあるはんこ。正直、早く無くならないかな…。と考えることがあったかもしれません。
ただ、日本においてはんこ・印鑑というのはかなり重要なものと考えられています。
印鑑文化
日本において、はんこ・印鑑文化はまだまだ続きます。役所や銀行はもちろん、今後我が子が大きくなり様々な契約を交わす際に必要になります。
日本は古くから商いにおける習慣としてはんこ・印鑑を使用することが浸透してきました。意思決定を明確にし、その内容に責任を持つ証拠となります。
印鑑の種類
実印
実印とは、役所で印鑑登録をした印鑑のこと。印鑑には一定の法的効力を持たせることでき、印鑑証明書は、契約締結時に意思表示に責任を持つことを証明するものとして使用できます。
使用例)住宅の売買契約、ローン契約、保険の加入や遺産相続など。
銀行印
銀行印とは、銀行の口座開設時に必要となる印鑑のこと。銀行に届け出をすることになり、口座開設後の振り込みや引き出しなどの際に使用されます。
認印
認印とは、上記のような役所や銀行に対して登録をするものではなく、普段から個人が日常的に使用する印鑑のこと。最も使用頻度が高い印象でもあります。
赤ちゃんに必要な印鑑
実印?銀行印?認印?
生まれてきた赤ちゃんにプレゼントする印鑑としておすすめなのは「銀行印」もしくは「実印」です。
特に、銀行印は赤ちゃんの預金口座を開設する際に必要になりますので最も実用性の高い印鑑になると思います。
実印は、15歳以上でないと登録ができないため15年ほどは使用機会はありません。ただ、実印はよっぽどのことがない限り一生に1つ。生まれた時にプレゼントされることで一生を共にする印鑑となります。
認印は、確かに使用頻度は高いかもしれませんがあくまで普段使いの印鑑。せっかくプレゼントするものなので長く使用できる良いものがいいですよね。
印鑑作成のポイント
苗字にするのか名前にするのか、大きさや書体など悩む点がたくさんあります。
作成する際に抑えておきたいポイントはこちら
①印鑑の大きさ
②刻印する名前
③書体&方向
④素材
①印鑑の大きさ
赤ちゃんが生まれた時に贈りたい印鑑は「実印」か「銀行印」ですが、古来の考え方として、印鑑は権力の象徴でもあり大きい方がよいと考えられていました。また時代的には合わないかもしれませんが、大きさによって印象が異なるため性別によって大きさを変える傾向にあります。今はお子様が今後どのような性別を自認されるかにもよりますので、パパ育ラボ的には目安程度に捉えていてもよいのかなと思っています。
「実印」の場合は、以下の自治体の登録における規定があります。
一辺の長さが25mmの正方形に収まる大きさで、8mm正方形以下の小ささにならないもの
実印 | 12mm〜 | 16.5mm〜 | 18mm〜 |
---|---|---|---|
イメージ | やや繊細 | 標準的な大きさ | 力強い印象 |
文字数 | 5文字程度 | 6文字程度 | 7文字程度 |
「銀行印」の場合は、ほとんどの銀行が指定や規定がないため慣例や一般かどうかでサイズを決めても問題ありません。
実印よりやや小さめ(実力の方が大きい)のが一般的なようです。
銀行印 | 12mm〜 | 15.0mm〜 | 16.5mm〜 |
---|---|---|---|
イメージ | やや小さめ | 標準的な大きさ | 存在感のある印象 |
文字数 | 3文字程度 | 4文字程度 | 5文字程度 |
②刻印する名前
女性の場合はいずれ結婚して名前が変わるなどの理由で下の名前だけにされる方が多いようですが、
昨今では、旧姓で働き続ける方や婿養子になられるパターンもあります。お子様が結婚される頃には夫婦別姓になっているかもしれませんね。
最近は実印の印鑑登録が旧姓でもできるようになりましたため、フルネームで作成して概ね問題ないかと思います。
実印の場合は、フルネームで作られる方が多いようです。
③刻印の方向&書体
縦書きで彫るか横書きで彫るか迷うところです。一般的は縦書きであることが多いようです。上下で印鑑の方向もわかりやすいですね!
但し…、縦書きは「お金が縦に流れてしまう」ということで横書きのされる方も一定数いらっしゃるようです。赤ちゃんが将来的にお金に困ることがないようにという意味で、横書きにされるものアリですね。
書体に関しては、作成するサイトによっておすすめの書体が異なることがあります。作成時に最終的に決定してもよいかもしれません。
個人の印鑑として一般的な書体は、篆書体(てんしょたい)、印相体(いんそうたい)、隷書体(れいしょたい)、古印体(こいんたい)などが挙げられるようです。
中でも、篆書体が最も人気なようで、その理由が「読みにくい=偽造・複製されにいく」とのこと。
サイトによってはオリジナルの書体を作成してくれるものがあります。下部で紹介しておりますので最後までご覧ください。
④印鑑の素材
印鑑には様々な種類があります。どのような素材にするか悩むポイントだと思うので、赤ちゃんへのプレゼントとしてオススメの素材をピックアップします。
本柘(ほんつげ)
本柘は”柘(つげ)”という木から切り出した印材。耐久性が高く、材質がきめ細かく印材として最も適していると言われているようです。一方で”柘(つげ)”は成長が遅く希少価値が高いものになります。その中でも最高位の”本柘”は高価になりますがお子様へのプレゼントとして、一生ものとして検討してみてもよいかもしれません。
ちなみに、本柘によく似たものとして”柘(あかね)”とよばれる代用材があります。柘(あかね)は最も普及している印材の1つで繊維の密度が緻密で木材の印材の中でも硬く、程よい粘りがあります。それにより押印のしやすいさを実現します。
黒水牛芯持、オランダ水牛
角や牙製の材質は印材の中でも最高級品と言われる素材。黒く光沢のある黒水牛が最も有名な角の印鑑。
黒水牛の中でも”黒水牛芯持”と呼ばれる角の中心部分の素材が力強さを象徴し、人気があります。
また、”オランダ水牛”は白と茶色・黒がマーブル模様のようになっており、世界でただ1つ。
水牛系は、硬質かつ紙に吸い付くような粘りがあり耐久性と使いやすさを兼ね備えています。
一方で、乾燥には弱く、ひび割れなどの恐れもあります。ケースに保存することやオリーブオイルを薄く塗るなどの保管や手入れが必要です。
チタン
金属印材の定番。軽量・耐久性に優れていることで有名ですね。印材として、朱肉のつきがよい点も印材として人気である理由です。また、適度な重さがあるため力加減がしやすく綺麗な押印になりやすいとされています。
チタンは手彫りをすることは素材の特性上手彫りで彫刻することができません。その分、機械彫りになりますのでデザインやカラーを比較的自由に選びやすいですね!お子様にオリジナルなデザインを作るのもオススメです。
子ども用はんこ
一生ものの素材もいいですが、それはまた別の機会に。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方には、安すぎず高すぎないアクリル製や柘素材に表面をパールカラーでデザインされたものおすすめです。
たくさんの柄があるので、お子様に合ったものを探すのも楽しいですね!
Ta室長 おすすめの印鑑通販サイト
検索をすると非常に沢山の通販サイトがあって正直Ta社長もめちゃくちゃ悩みました。
ここでは、実際に私かが製作をお願いした通販サイトに加え、研究をしていてこれいいな!って思ったものを厳選してご紹介します。
オンラインハンコショップ 幸宝堂
こちらのオンラインショップでは、お子様のお誕生祝いに最適なかわいい印鑑&はんこケース&桐箱がセットになった商品があります。印鑑は天然素材である「柘」ですが、表面はかわいくパールカラーで加工されています。そしてなんと言っても桐箱に名前やメッセージの刻印を施すことができます。
その他にも、入園や入学に向けたお名前スタンプなども販売されており合わせて買うのもよいかもしれません(※入園の際はおむつ1枚1枚に名前を書く必要があるのでスタンプがあると超便利)。
はんこプレミアム Yinkan.com
こちらの会社さんは、元々は「印材卸売業者」のため素材を大量に仕入れることでよい素材を安く仕入れることができるとのこと。また自社工場で制動した印材を自社の印鑑職人が彫ることでコストを大幅に削減しているため他のサイトよりも手が届きやすかったです。実際にTa室長もここの会社さんで購入しましたが、10年保証(無償)もついて安心でした。
印鑑に文字の向きがわかるようしるしである「アタリ」をジルコン石でつけることができます。お子様の星座に合わせてみるのもプレゼントにふさわしいかもしれません。
Sirusi design for ink.
もっとオリジナル溢れるものを贈りたい方へ。
手書きしたものをお贈りするのはいかがですか?
いつかお子様自身が文字を書けるようになってからでもよいですが、パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんの手書きのお名前を印鑑にするのも一生ものとして超素敵です。
まとめ
以上、最後までお読みいたただきありがとうございました!
パパ育ラボの研究がはじめての一生物のプレゼントのご参考になりますと大変嬉しく思います。
[Via 匠印章辞典]